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route884 ~straight, no chaser~

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2010年 02月 14日

ききアルトサックス

リガチャーを試していたら楽器も試してみたくなり
街中の楽器屋へ試奏をさせてもらいにいく
いろいろなメーカーのものが並んでいたが
とりあえず定番のセルマーと人気のカドソンを吹かせてもらう
ききアルトサックス_b0037676_17413481.jpg

セルマーはシリーズ2しか置いてなかった
3もしくはリファレンスを試したかったので少々残念!
低音のB♭からクロマティックに上げていくと、中音のC♯が異常に低い
セルマーはメーカーの調整がいい加減てのは本当だったのね
音色は丸くて落ち着いた感じだが、なんというかクラッシック向きな音
まだ吹き込まれていないというのもあるが
これでジャズを演るとポール・デスモントになりそうである
ききアルトサックス_b0037676_17414595.jpg

カドソンといえばこのモデル、A-902AS
アンティークブロンズ使用で渋いうえに、トーンホールがカーリングされている
音色はとてもまろやかでダークだが、シリーズ2とは違いジャズっぽさがある
しかしよく言われる「現代のマーク6」という感じとはかなり異なり
どちらかといえばコーンっぽい感じがした
あの「矢野沙織」的な音色とでも言えば分りやすいだろうか
コンボには打ってつけだろうが、フルやポップス系で使用するには
マウスピースを変えるなど工夫が必要であろう
ききアルトサックス_b0037676_17415492.jpg

2本とも帯びに短し襷に長しとイマイチな小生の顔を察して
店員がこれでどーよと持ってきたのがヤマハ82Z
あのフィル・ウッズが絶賛し、セルマーから乗り換えた事で有名だが果たして・・・
持った瞬間「なんじゃこりゃっ!(松田優作風に)」
一般的なアルトよりひと回り細い感じである
店員曰く「日本人向けにキーレイアウトをコンパクトにしました」そうだが
この違和感を解消するには相当な吹込みが必要な気がする
音色はG1ネックと相俟ってなかなかマーク6ライクな雰囲気を醸し出すが
いまひとつ押しが足りないというか
「NO!」と言えない日本人みたいな・・・  あっ日本製だっけ!
ききアルトサックス_b0037676_1742518.jpg


by route884 | 2010-02-14 17:42 | Jazz Sax


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