2006年 11月 15日
仙台も初冠雪を迎え、本格的な冬篭りを前にもう一度走っておくべきかなと 多少凍えるなかツーリングを強行 たまたま地図で見つけた「蔵王コスモスライン」 コスモスの咲く丘に延々と続く一本道・・・ なんて想像を膨らませてはるばる来たらなんじゃこりゃ! まるで昭和枯れすすき、殺風景な道が続く 入り口にはコスモスの挿絵入りででかでかと看板を出していたのに "伝説の秘湯"鎌倉温泉に到着 山奥にひっそりと佇む姿は確かに秘湯ムード満載である 仙台中心部から1時間弱でこんな温泉が存在するとはさすが宮城県である 入り口で声をかけると脇の売店の方に案内される 入湯料200円、しかしその脇に赤字で「1時間以内」と書かれている その隣には午前8時から午後5時まで休憩1000円とある 休憩のほうが断然お得なのだが 最近めっきり長湯する体力の無くなった小生は200円払って湯船へ 台形っぽい内湯が1つ、大きな窓のため明るく狭いながらも開放感がある 先客2名がゆったりと寛いでいたが、なんとそれで満席状態なのである 湯船は無理して入って4名が精一杯、足を伸ばして寛ぐなら2名が限度である シャワーで身体を流しながら様子を伺っていたのだが埒があかないので 恐縮気味に軽く同伴させて貰い一旦退却 売店でジュースを買い咽喉の渇きを潤している間に先客が退湯していったので 湯治再開とばかりに湯船に向かおうとすると 「2度目の入浴はもう200円頂きます」 「はぁ!」という感じで唖然としながらも惰性的に200円を払ってしまう 今度は貸切風呂状態、こうなったら400円ぶん寛いでやると気合を入れて入浴! 泉質は無色無臭、ぬめりも無く一見ただのお湯にしか思えないのだが これが鉱泉というものか、湯量が少ないためかいつまでも湯面に垢が浮いている 薪を使って沸かしているそうで、時折臭いと共に煙が窓の外を流れる ライオンの口から温泉が吐き出されているが、この音がけっこう邪魔なのである 窓の下には小川が流れているのだが せっかくのせせらぎもライオンに掻き消されてしまってだいなしである 入って20分も経たぬうちに1人、2人と客が増え しまいにはどやどやと大勢なだれ込んできた どうやら御近所の皆様らしく、完全に生活浴場状態である そそくさと退散し外に出てみると、駐車スペースが空くのを待っている車が2台も・・・ ちなみに本日は平日である どうやら佇まいは秘湯であるが、中身はもはや秘湯ではなくなってしまったようである
by route884
| 2006-11-15 22:30
| 温泉
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